第43回 国際ボートショー(2004)


毎年恒例、国際ボートショーの季節がやってきました。今回の会場は、モーターショーでもおなじみの幕張メッセ(開催期間:2004年2月6日〜8日)。もちろん由良店長も、マーキュリーのアドバイザーとしてイベントに参加しました。さてさて、今年はどんな面白いモノが展示されていたのか、さっそくのぞいてみましょう。

ジャジャ〜ン! 今回の目玉はなんといってもこれ。モバイル日記でもちょこっと紹介した、由良店長プロデュースによるボート「MERCURY BAY21」だ。今回のボートショーでお披露目となったこのボートは、スペシャル・メイドのアルミ製Tトップをはじめ、シーバス釣りなど、近場での海釣りが便利になるように、 様々な僕のアイディアを盛り込んで艤装を加えたもの。川や湖でバス・ボートを使っていて、「今度は海で」なんて思っている人にぜひオススメしたい船に仕上げてあるんだよ。
ちょっと字を読むのはツライけど、パンフレットも載せました。

店長お気に入りのマーキュリー製、超小型手こぎゴムボート。これはかわいくていいね。船に積んでおくと、上陸する時など便利でいいよね。

「ゆらたく屋」のレース・レポート、「しんたろおボイス」でおなじみのムーンクラフトS耐チーム・ディレクター、渡辺信太郎君のお父さんが 表敬訪問してくれました。

フロント・ウインドウが前傾している面白い船が、申し合わせたように2艇も出展されていた。自動車の世界ではかなり珍しいけど、ボートの場合こういうデザインの船って結構見かけるんだよね。これだと止まっている時に雨が当たらないっていう利点もあるし、何よりボートの場合空気抵抗ってのはあまり気にされないから、これでもいいんだよね。水の抵抗は空気の800倍もあるから、そちらの方が重要視されるんだよ。
ちなみに大きい方のボートは、天井までウッディな感じで仕上がっていて、なんともいえない面白いムードを醸し出していたよ。キャビンの扉は、まるで保冷車のように密閉性の高いものがついていて、理由を聞いてみたら、この船はアラスカ近辺など、要するに寒い所でのユーザー向けに作られているんだそうだ。よくよく見るとウィンドウのデフロッサーもしっかりしたものが付いているし、暖房もよく効きそうたから、日本でも北海道や東北などでは活躍してくれそうだね。
 
 

ミャンマーからはるばる参戦(?)してきた船も展示されてたよ。驚異的な安さも目をひく部分だけど、遠目に見るとなかなかカワイイんだけど、近づいて見ると「えっ?」て思うくらい、クオリティはまだまだだなという感じなんだよね。今は全然レベルが低いな、なんて目で見ているけど、知らないうちに日本が脅威に思うような存在になってくるかもしれないね。

今店長が非常に興味を持っているのが、フルノ・ブランドの電子機器類。まるで鉄人28号に使われていた部品のように、なんとも いい雰囲気を醸し出しているのは、NHKのプロジェクトXでも知られる世界初の魚群探知機。その隣に紹介しているのが、店長イチオシの全方位ソナー「CH-250」。今までの魚探は 真下の海底しか見えなかったんだけど、これは魚探が360度回転しているので、魚が船のどの辺にいるのかまで分かってしまうという、究極の電子機器なんだよ。
そしてフルノのもうひとつの最新機器が、「NAVnet」という、レーダーとGPSと魚探が一体になったスグレモノの機械。これは、レーダーの画面とGPSの画面を一画面に重ねて表 示できて、とっても便利なんだ。
   

由良店長がいつもお世話になっている、京浜島の安田造船グループのブースもありました。ここは、店長が船を改造したりする時に、度々協力してもらっているところなんだよ。その安田造船所のイチオシが、「プラスチーク」という商品。これは、ひとつひとつがPVCのカーペット・シールのようになっているもので、こ れを貼り付けると、見た目はまるっきりチーク材で仕上げたようになるというもの。撥水性もよく、本物のチークのように水に濡れてもズルっと滑ることがないというスグレモノなんだよね。
その安田造船ブースの一角で、「RAVUP」というブランドのルアーを売っているのは、「ゆらたく屋」にもリンクをはってあるブルー・ウオーターの大作店長だ。ボートのスロットル・レバーにゴルフ・ボールを装着した遊び心溢れる小物類などを展示しているのは、同じく安田造船グループのシー・ブリーズのブース。シー・ブリーズというのは、輸入ボートの販売から艤装のためのパーツ販売などを行っているところで、いつも面白いアイテムを持ってきてくれるんだよ。ここも店長がちょくちょくお世話になっているところなんだ。
 
   

SEEDOOのブースには、凄いアグレッシブでカッコいいジェット・ボートが展示されてたよ。こういうモノのアメリカのデザインって、いつも斬新でカッコいいよね。

おなじみ、モナリザ工業のフロート・スタンディング・アンカーが今年も出展。今回は小型の模型を使って、その性能をアピールしていたよ。

イタリアのチームから、ヨーロッパでフォーミュラ3000というレースに参戦していたボートレースの第一人者、杉原さんが展示しているのは、 フランスの「NANNI DIESEL」という会社が作ったマリン用エンジン。このエンジンは、なんとトヨタのランクル用ユニットをベースにマリン用に仕上げたもので、他にもハイラックス用をベースにしたものもあった。信頼性バツグンのエンジンだね。

スウェーデンの豪華クルーザー「ストレブロ」は、チークをふんだんに使ったムーディな室内は、いかにも北欧の船らしく、作りの良さが感じられるね。店長はこれまで、イタリア、イギリス、アメリカと色々な国の船に乗ったけど、今回スウェーデンの船に乗ってみて、それぞれ各国のお国柄というのがあることがわかって、なかなか楽しかったよ。ちなみにこのストレブロのアクセス・ドアは、2次元のカーブがつけられているんだ。この辺はちょっと印象的なところだったね。
     

同じく北欧はスウェーデンの「ニンバス」製パワーボートも登場。もともとこのメーカーは、ヨットで有名なメーカーなんだ。このボートの凄いところは、なんと47ノットで巡航できるというほとんどレーサーのような船なんだよ。やっぱり上手にチークを使っていて、船尾がラウンドした丸い形状になっているというのも、面白いスタイリングで、なかなか個性的な部分だね。これがそこらの船には負けないくらい高性能だというんだから面白いよね。  

僕の釣りの師匠、「紀州おのうえルアー工房」の尾上さん。今回もまた新しい仕掛けを開発してきて、即売をしてました。このおじさんのルアーは釣れるんだよ〜!

船の金物類は、今まではステンレスが常識だったんだけど、ついにチタン製が登場した。チタンは耐腐食性にも優れ、強度もあるうえに軽量だから、値段は高いだろうけど、十分使い道があっていいだろうね。
多分にもれず、寒々としたボート業界だけど、一度冷えるところまで冷え込んじゃっているから、みんな生き残りをかけていいものを作ってきているようになっている。今回はそんなムードを感じたよ。いわゆる安物はなくなったね。ここまでいいモノをこの価格でやりますよ、というものが多くなった。中身の充実度は高まっているね。
でもやっぱり、まだ「船でも買ってのんびり過ごそう」という人は少ないよね。その代わり、この会場に来て「いいなぁ、あんなボート」ってな感じで夢を見に来ている人は結構多い。来年もまた、夢を与えてくれるようなスグレモノが登場するのを期待したいね。


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