どんな夢が見られるのかな?
2年に一度のモーターショーの季節がやってきました♬
各メーカーの考える自動車の(2輪も)未来が見られるので毎回楽しみにしていますが、今回も初日に見てきました。
本来ならのんびりとじっくり見て回りたいところですが、今回も1日だけ駆け足で見るので基本的にはコンセプトカーのスタイリングを中心に第一印象を語っていきますね。
駐車場から東展示場に入り、見学した順番に紹介します。
ホンダ
ホンダと言えばやっぱりスーパーカブ号、僕が高校に通うのに使っていた初号機から早60年だって、生産累計1億台!!いまだに変わらない不変の名器?ですね♬
自分でバランスを保つEVバイク。バイクってコーナーでバンクするのが楽しいのに自立させてどうするんだろう?
2輪に乗らない人が考えたんだろうなぁ。。。
これやるならスタイリングは今までのバイクの感覚から脱皮してほしかった。
佐藤琢磨選手のインディ500優勝ってとんでもなくすごい事なのに、ただ置いてあるだけってどうなの?
いろいろあったF1は展示されていたけど何故かひっそり。。。
倒れないバイクの真逆にあるのがこれだ(笑) 「RC213V」
マルケスになったつもり!?これがバイクのだいご味だよね♬
コンセプトカーもあったけどなんか学生の卒展作品みたいだった。
スズキ
「e-SURVIVOR」 ハイリフトEV・SUVだ。
車体の裏側までツルンと仕上げてあるのが新しいね、前後2モーターのリジッドアクスルにリダクションギアで車高を確保しているのは見た目も楽しい♬ でも4輪インホイルモーターにすればロードクリアランスも稼げるし足回りもシンプルになるし、いろんな制御が出来てもっと楽しいSUVが出来るんじゃないのかな?
マリン大好きの僕としては外せない展示。スズキもついに350馬力登場!ギアケースの小さい2重反転ペラは魅力的だね。
ヤマハ
今回もヤマハには4輪(ヤマハ的にはマルチホイルと言ってます)の展示が目立っていて面白かったけど、前回展示されていたあのゴードンマレーとコラボしたシティービーグルとか、ミニスポーツカーはどこへ行ってしまったのかな??発展形が見られるのか期待していたんだけど継続していないのは残念。。。
全体的に楽しいモノの展示が多かったね♬
4輪オフロードピックアップの「CROSS HUB CONCEPT」は横に斜め3人掛けのシートレイアウト(ダイヤモンドレイアウトと言うらしい)で運転は真ん中。
バイクは2台搭載出来るファンビークル。市販化されて公道走行できれば最高だね。
「 MWC-4」
4輪ながら2輪の感覚でスイングコーナリングする新モビリティー。どんな感覚の走行フィーリングなのかな?CADを駆使した最新のモデリングは凄い!!アナログ世代の僕はついて行けない新世代の造形だね♬
「MOTOROiD」
知能化技術と言うらしい新感覚のバイク?ホンダと同じように自立もするんだけど、機能はそれだけじゃなく、呼べば生き物のように身をよじらせながらついて来たり。。。不思議な感覚の一台だね。。。
スタイリングも2輪の新しいカタチって感じで、展示車はピカピカじゃなくウェザリング(使用感のあるヤレや汚し)表現までする凝りようは「アキラ」の続編に登場しそうな魅力的な異彩を放っていた。
今回も進化しているライディングロボット「MOTOBOT Ver2」
ついに200km/h以上でサーキット走行が出来るまでに進化したらしい!
何に応用できる技術なのかよく解らないけど、まあ凄い(笑)
スバル
「VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」
ヴィジヴとは新たなビジョン、新しい魅力を生み出してゆくと意味を込めた造語だそうです。スバルデザインのコンセプトモデル。そのまま売り出しても良さそうな完成度の高いモデルだね。
ニッサン
今回の展示車はEVばっかりで、僕は今一つ盛り上がれなかったニッサン。
そういえばレースもFormula-eに参加するみたいだし。。。
ニッサンは将来的にEVに活路を見出すしかないから仕方がないね。
コンセプトカーの展示では「IMx」がメイン?
カーズの世界でなんかしゃべりそうな顔は、僕には受け入れがたいです。。。
ミツビシ
「e-EVOLUTION」
三菱自動車の得意のジャンルEVと4輪駆動を融合させたクロスオーバーSUV。AI(人工知能)も搭載してドライバーの意思や感情も読み取ってくれるそうだ。これからは運転する楽しみが違うところに向かって行くんだろうね。
レクサス
存在感のある展示スペースにはブランドのギャラリーまで設けていた。
新型のLSやLC500はもちろんだけど、クルーザーまでコンセプト化(写真展示だけど)する勢いは凄いね。
「LS+Concept」
レクサスのフラッグシップコンセプトカーは、好き嫌いは別にしてまさにレクサスらしさを充分に表現しているね。
アウディ
アウディの展示で面白かったのが、これ!
雨を表現しているのかな?良く見えない展示って初めての体験(笑)
フォルクスワーゲン
「I.D.BUZZ」
他の展示がコンサバであまり目を引くものは無かったけれど、昔のビートルのデリバンモチーフのコンセプトカー「I.D.BUZZ」は目立ってました。
なんでも2022年に市販化が決定しているんだって!
VWは今までも何度かこの手法のコンセプトカーを発表しているけど、どれも50年代のオリジナルを超えるものではなかったね。
ポルシェ
目新しい展示は無かったけれど、ステージの356スパイダーは素晴らしかった。
ポルシェスタイリングのルーツが今でも色あせることなく輝いているね♬
「Panamera4S Sport Turismo」は個人的に欲しい1台♬
最近のプレスキットは名刺にダウロードアドレスを載せているのが普通になったけれどポルシェのプレスキットは素敵なUSBだった♬
マツダ
毎回マツダのコンセプトカーは綺麗なクルマを展示するので今回も楽しみにして来ました。
「VISION COUPE」
相変わらず存在感のあるデザインは魅力的だね。
でもデザインスタディーばっかり続けていないで、いい加減に市販しないと「オオカミ少年」になっちゃうよ!と言いたくなる一台だね。
「KAI CONCEPT」
これも綺麗な面で構成されたコンパクトハッチだ。どんどん市販化してほしいものだね。
マツダ名物?プレスデーで長蛇の列が出来るアイスクリームコーナー♬
歩き疲れたところでそそられ、思わず並んじゃうんだよね~。
マツダのプレスキット用のUSBには驚いたよ!マツダのスタイリングアイデンティティーを表現したフォルムになっている。
メルセデス・ベンツ
meのロゴが可愛いベンツのブース
未来のスマート?完全自動運転でステアリングもペダル類も無くなってます。AIで他車とコミュニケーションを取って走る、各車が競って開発している技術だけど、あーこんな世界になっちゃうのかしら・・・。(涙)
言わずと知れたF1の王者。モックアップでも存在感は有るね~。
F1スタンダードのフロントウイングetc、これどうやって設計するの?どうやって作るの?いやはや凄すぎです。。。
「Mercedes-AMG Project ONE」
フランクフルトモーターショーで発表されたばかりのProject ONEが展示されていました!♬
ロードゴーイングF1、パワーユニットはF1と同じ1.6㍑V6ターボ+4モーターのハイブリッドで1000馬力/11000rpm、8速パドルシフトのスーパーマシン。凄すぎます♬
イギリスの「electric&hybrid誌」2017July号の巻頭特集がこの「Project ONE」、そこに凄い構造が載っていたので興味深々。残念ながら今回は内部構成モデルの展示は無かったけれど、今回一押しのマシンでしたね。
今回のベンツはスマートからゲレンデワーゲン、F1、Project ONEとピンからキリまでの展示でした♬
BMW
BMWのコンセプトは「ストーリー・オブ・ラグジュアリー」です。
コンセプトZ4とコンセプト8シリーズの2台のコンセプトカーが展示されていました。
近々売り出しそうな「BMWコンセプトZ4」
全体的にクラシックなモチーフで纏められ、大きめなキドニーグリルが印象的な一台。内装のデザインが運転席と助手席でカラーが切り替わっているのが新しいかな。トヨタとの共同開発(どこが?)も話題になっていました。
チョット攻撃的なスタイリングの「BMWコンセプト8シリーズ」
最近主流になりつつあるクーペスタイル、このクルマもキドニーグリルが大きくデザインされているところを見ると、これからのBMWスタイリングの流れが見えてくるね。
トヨタ
今回のショーで最も大きなスペースと展示車両の多さに圧倒されるトヨタブースです。
最初に見たのが久々のモデルチェンジが発表された日本を代表するVIPカー「CENTURY」
現行モデルの面影を残しつつ重厚に生まれ変わっています。面の仕上げ、塗装のクリティーも抜群ですね♬
V12じゃなくなってしまったのはチョット残念です。
「Fine-Comfort Ride」
トヨタの拘る水素エネルギーのプレミアムサルーン?
ほっぺたの垂れたフロントデザインは「風の谷のナウシカ」が腐海の中で使用しているマスクを思い出した(笑) なんとも不思議なクルマです。
今回楽しみにしていたクルマでもある「JPN TAXI」
これが狙いなのかもしれないけど地味にまとまり過ぎている感じ、新しさ、モダンさが無くて少しガッカリした。こういう車を楽しく魅力的に演出するのも大切だと思うんだよねぇ。
「CONCEPT-愛i」愛iシリーズはAI(人工知能)カーだ。クルマが「モノから者」に昇格するんだって!?技術的には凄いんだと思うけどこの子と友達になれるかな?(笑)
このスタイリングはテクスチャーがくどいし、面が破たんしていて耐えられないなぁ。。。
「CONCEPT-愛ⅰ RIDE 」
車いすに配慮したコンパクトデザイン。このクルマも対話しながら生活の一部になってくるんだね。
フロントマスクにメッセージが表示されるのは各車共通AIカーのお約束アイテムになったね。
「Tj CRUISER」
VANの積載性とSUVが融合した新ジャンルのクルマ?
評判が良ければ商品化するらしい。こういうのも面白いんじゃないかな?まさにトヨタデザインの多面性を見る感じだね♬
「GR HV Sports Concept」
86ベースのハイブリッドスポーツ。
デザインのレベルはオートサロン向きだね(汗) 86オリジナルの方がスタイリングのバランスがいいと思うけど。。。
「Yaris WRC2017」
ラリーカーのエアロダイナミクスの究極を見た感じ!サイドボディーの膨らんだカタチ、テールゲートのスポイラー、ウイングの形状、マジ凄いねぇ、開発は楽しかっただろうと思うよ♬
「TS050」 WEC参戦カー。
TMG村田社長入魂のマシンはオーラが出ていますね!
あと2レース頑張ってください。泣いても笑っても今シーズン以降は一人旅?
AIカーからWECまで広範囲に頑張るトヨタにはフォースを感じます、凄いですね。
トヨタ車体
驚いた?のは今回トヨタの隣にトヨタ車体の展示エリアが独立して有った事!「トヨタのやらないことをやる」というテーマでオリジナルのコンセプトカーもしっかり展示されています。
ポパイの靴のような変わったクルマ!
垂直に切り立った平面ガラスが印象的な超小型モビリティ「ワンダー・カプセル・コンセプト」フロントガラスには観光施設の情報などがリアルタイムで表示される。
「東京オリンピックの時に様々な場所で使ってもらいたい」そうだ。
「LCV(ライト・コマーシャル・ビークル)コンセプト」
トヨタの『ハイエース』をつくり続けてきた開発者たちが、未来のハイエースをイメージして企画したクルマですと。細部まで良く考えられた作り込みは流石だね。
ダイハツ
今回5台のコセプトカーを展示したダイハツだけど、あまり心にとまるクルマは無かったなぁ。
「DN COMPAGNO」
隣に置いてあるコンパーノ・ベルリーナをモチーフにデザインされたとの事だけど、なんかアンバランスだね~。。。コンパーノ・ベルリーナが懐かしい♬
「DN PRO CARGO」
こちらも隣にダイハツミゼットを展示。オマージュじゃないみたいだけどボディーカラーは揃えていた。可愛くしてウケをを狙ったんだと思うけど、オマヌケな顔になってしまったねぇ。(苦笑)
IKEYA FORMULA
これはビックリ、金属加工?の会社がロードゴーイングGT-ONE?を作ってしまった!スタイリングは10年前のGT-1ルマンカー見たい。いろいろと謎だらけだけどマシンのクオリティーはカナリのモノです♬
シームレスのミッション、デフ、さらにV10エンジンも製作中との事!いやはやどこまで凄いんでしょうか!!
IKEYAFORMULAはいろいろな事をやっている会社みたい。
株式会社イケヤフォーミュラ公式WEBサイト http://www.ikeya-f.co.jp/
公道を走れる認証を取った技術?知恵?根性?は凄いですね。
室屋さんのエアレーサー
室屋さんのエアレーサーのモックアップが展示されていたけど、これ実物大なのかな?
あまりに小さくてびっくりです。
ニッシン
ブレーキのNISSINのブースに「無限 神電六」が展示されていました。
マン島TTのゼロエミッションクラスで無敵を誇るEVバイクですね。
ムーンクラフトも製作協力をさせて頂いているので親しみが湧きますね♬
と、急ぎ足で取材しましたが、見落としているのも沢山ありそうです(汗)
日頃は見ること、知ることのできない各メーカーの今考えていること、将来何を目指しているのかを垣間見ることのできるモーターショーはやっぱり楽しいですね。