ムーンクラフトのブログで紹介しています、紫電77のレプリカ製作。
今回はシャーシ編の続編になります。
シャーシ編1で紹介しました、フロントのサスアームが完成しました。
ホイールベースの110mm延長、トレッドの80mm拡大をこのサスアームで満たします。
実際に組んでみると、やはりレーシングカーの足は長いほどカッコいいですね。
また1977年当時に紫電77が装着していたものと同寸法のPCD3.5インチのF2用ホイールが装着できるハブも新造しました。
リヤ用のワイドトレッドスペーサーも完成。
リヤは80mmのトレッド拡大とPCDの変換をこのワイドトレッドスペーサーで同時に満たします。
少しわかり難いですが、下記の写真では既に取り付けられています。
続いてメインフレーム後端にリヤカウルを保持するためのステーを追加しました。
ステーの先を支持点に、リヤカウルが大きくスイングして開閉します。往年のスーパーカーと同じ方式でわくわくしますね!
メインフレームの左右にサイドフロアを取り付けます。このサイドフロアはセンターカウルをシャーシにしっかりと固定するためのベースになり、下面ではダウンフォースを生み出す非常に重要なパーツです。
また今回はフロア上面に垂直の壁を追加することで、センターカウルの両サイド後端と合わせてチャンバーを形成し、後輪手前にあるエアインテークで取り込んだ空気をラジエターへ導く役割も果たしています。
オリジナル車両と同じようにラジエターも車両の両サイドに装着しました。
足回りの部品が揃ったので、いよいよホイールを取り付けてカウルとの合いが確認できます。
今回のレプリカ製作では、紫電のボディのリヤホイールアーチを基準にしてフレームや足まわりの改修部分を設計しています。全てCAD上で行っているため余程のことがない限り設計通りに全てが組み上がるはずです。しかし、前輪の位置は前後左右に大きく変わっており、またホイールアーチとのクリアランスも小さいため、小さな不安が心のどこかに付きまといます・・・
そして、組み立てた結果が・・・
前後ともボディのホイールアーチの中心にタイヤが収まっていますね。設計通りで一安心!
注目したいのがこのリヤタイヤの太さです。
たくましいですね!
そして、ブレーキ等のシャーシ改造前に取り外した部品を再度取り付けます。
完成が楽しみになってきました。
続編へ続く・・・
紫電77レプリカですが、今後も製作過程を順次公開予定しております。
ムーンクラフトホームページの製作記事でも是非楽しんで頂けたらと思います。