現場スタッフからの、SUPER GT SUGO レース決勝日のレポートです!
7月24日(日)スーパーGT第4戦 菅生300㎞レースが開催されました。
決勝日の早朝、仙台市内のホテルを出ると外は雨。ウェットコンディションでのレースが頭を過りました。しかし、サーキットに近づくにつれて雨量は減り、スポーツランド菅生のパドックに到着した時には雨は降っておらず、路面も完全に乾いた状態でした。
サーキットに到着後のルーティンの作業を終え、各車がエンジンの暖気を開始すると、ついにサーキットでも雨が降り出しました。雨が降りそうな雲行きのときにエンジンを始動すると決まって雨が降り出すような気がしますが、レーシングカーの排気音が雲を刺激して雨を降らせるのでしょうか…。
午前9時からの30分間のフリー走行では徐々に雨脚が強まり、開始早々にウェットコンディションとなりました。フリー走行では中盤にGT500車両と接触してフロントアンダーパネルの一部を破損してしまいましたが幸い大きな損傷ではなく、またスペア品も用意してあったために、走行終了後に交換して決勝に臨みました。
ここでスペアパーツについて…。レースでは接触やトラブルがどうしても付き物となります。それを見越してスペアパーツを用意しているのですが、どこまでをスペアパーツとして用意するかが難しいところです。ボディーカウル、サスペンション、電子パーツ、パワートレイン…理想を言えば全てのパーツをスペアとして持っておきたいところですが、費用や場所の問題からなかなかできません。
どのパーツをスペアとして持つのかはこれまでのレース経験などから吟味されています。
また、万が一スペアを持っていない部品にトラブルが生じた場合、他の車両と共通部品であれば他のチームから拝借することもあります。実は今回のレースでは予選前にシフトコンプレッサーにトラブルが発生。スペア品を所有していなかったため、他のチームからお借りしてレースに臨みました。
コース上ではライバルとなりますが、同じレースに参加するエントラントとしてお互いに協力しあってレースを戦っているのです。テストやレースウィークのピット裏ではこのような借り物競争が頻繁に行われていたりもします。
さて、第4戦の決勝レースですが、エルシーアイ株式会社さんのレポートにあるように、悔しさの残る結果となりました。
7月から8月にかけて行われるSUPER GT「真夏の3連戦」の初戦は結果を残すことができませんでしたが、次戦の富士に向けてチームはすでに動き出しています。
暑い夏に行われる、熱いレースにどうぞご期待ください。
SUPER GT 第4戦 決勝レースの詳細は、下記画像からエルシーアイ株式会社 公式WEBサイト「スーパーGT第4戦 菅生 300kmレース決勝レポート」のページをご覧ください。
(画像:LCI Limitedさん公式Webサイトより)
次戦は8月6、7日に行われますSUPER GT 第5戦 富士スピードウェイ。
詳細情報は、下記のSUPER GT公式Webサイト、そして富士スピードウェイ公式Webサイトのページをご覧ください。
SUPER GT公式Webサイト
富士スピードウェイ公式Webサイト