絶好のテスト日和となりました、岡山でのSUPER GT 公式テスト2日目。
気温は予報通り昨日より高く、午後には16℃まで上昇しました。
朝9時からのセーフティーカー訓練から始まった2日目午前のセッション。
まずは加藤選手がステアリングを握りSGT LOTUS EVORAコースイン。
(画像:Cars Tokai Dream28さんのFacebookより)
ところが走行開始直後、マシンが左に流れる症状が発生。
ピットに戻り、サスペンション各部のチェック、タイヤ交換を行いコースへ戻ります。
しかし症状は変わらず、ピットへ。
アライメントを確認・微調整を行います。
調整後は若干改善が見られたためブレーキの焼き入れのため走行を続けますが、今度はブレーキのフィーリングがおかしくなったとのことでピットイン。
ピットへ戻ったSGT LOTUS EVORA、左フロントから白煙が出ています。
白煙は左フロントのハブから立ち上がっていることが確認。
午後の走行に間に合わせるべく、ハブを含めたアップライトのアッセンブリー交換作業を行います。
(画像:Cars Tokai Dream28さんのFacebookより)
(画像:Cars Tokai Dream28さんのFacebookより)
午後13時45分、午後のセッションスタート。
アライメントの調整含めアップライトの交換作業は午後の走行セッションまで及びます。
セッション開始から30分経過。
加藤選手のSGT LOTUS EVORAは作業を終えコースインします。
(画像:Cars Tokai Dream28さんのFacebookより)
交換したハブに問題がないことを確認、更にセッティングの変更を実施。
ニュータイヤを装着して、加藤選手はこの日の自己ベストとなる1分26秒969を記録します。
そして残り約50分、ドライバーを高橋選手に交代し、再びコースイン。
(画像:Cars Tokai Dream28さんのFacebookより)
ところが高橋選手が周回を重ね始めたところで、コックピット内のモニターに『LOW BATTERY BOLTAGE』の表示が出ます。
ピットへ戻り、ロガーをチェックしてみるとオルタネーターが発電していないことが判明。
急遽オルタネーターを交換しますが状況は改善せず。
その後のチェックでオルタネーターからバッテリーへの配線が断線していることがわかりました。
しかし、ここで午後のセッションは終了。
少し前からオルタネーターの発電電圧が低いことは気になっていたものの、はっきりとした原因をチームは掴めていませんでした。
今回、完全に壊れたことで原因が判明したことは全てもの救いだったと言えるでしょう。
(画像:Cars Tokai Dream28さんのFacebookより)
(画像:Cars Tokai Dream28さんのFacebookより)
ここまでトラブルフリーできたSGT LOTUS EVORAですが、ここにきてトラブル発生。
貴重な走行時間を失った点は痛いですが、既に原因も判明しており、本番となる開幕戦前にトラブルが出たことを今はポジティブに捉えたいところです。
SUPER GT 岡山公式テスト2日目、ベストタイムは加藤選手の1’26″969。
2日目総合で22番手となりました。
(画像:Cars Tokai Dream28さんのFacebookより)
SGT LOTUS EVORA、次回のテストは今週末の3月25日・26日。
富士スピードウェイでの2017年2回目のSUPER GT公式テストです。
岡山公式テストから2週連続。
実質1週間ない状態で慌ただしく富士公式テストを迎えます。
SGT LOTUS EVORAにとっては開幕前最後となる重要なテストです。
詳細情報は、富士スピードウェイ公式WEBサイト をご覧ください。
富士スピードウェイ公式WEBサイト