3月30日・31日の週末、今年2回目のSUPER GT公式テストが富士スピードウェイで開催されました。
2019年の開幕戦前最後のテストとなる、この富士での公式テスト。
近年は雪の影響を受ける年もありましたが、今年は天候にも恵まれた2日間となりました。
3月30日 (土):テスト1日目
SESSION 1 : 9:30~11:30 (120min)
天気:くもり 路面:ドライ 気温:10~12℃ 路面温度:15~17℃
Dr.加藤 36Laps Best time:1’36.842 (4位)
Dr.高橋 16Laps Best time:1’41.348
Total 52Laps=237.276km
セッションスタート後、まずは加藤選手による車両バランスを確認。
その後、高橋選手に交代し走行を行った。
セッション後半は加藤選手によるタイヤテストを実施。
持ち込みセットのバランスが良かったようで、セット変更は一切行わなかった。
また、最高速はスリップストリームを使った状態であるが、コンスタントに270km/hを超えていた。
SESSION 2 : 13:30~15:30 (120min)
天気:くもり 路面:ドライ 気温:13℃ 路面温度:17→14℃
Dr.加藤 9Laps Best time:1’38.345 (25位)
Dr.高橋 46Laps Best time:1’40.184
Total 55Laps=250.965km
SESSION 1において、ブレーキング時及び最終コーナーでフロントスキッドが路面に接触し、車体が跳ねる症状が見られたため、フロントの3rdダンパーへパッカーを追加。
これにより、スキッドプレートの接触は無くなり、乗りやすくなったとのことである。
このセッションでは高橋選手が多くの周回を担当し、タイヤの耐久性を確認するロングランを行った。
一日目はトラブル等無く、予定していたテスト内容をこなすことができた。
3月31日 (日):テスト2日目
SESSION3 : 9:00~11:15 (135min) SC訓練含む
天気:晴 路面:ドライ 気温:11~13℃ 路面温度:14~17℃
Dr.加藤 24Lap Best time:1’35.340 (25位)
Dr.高橋 26Lap Best time:1’40.109
Total 50Laps=288.15km
前日の夜に雨が降ったものの、セッションスタート時にはほぼドライ路面へとコースコンディションは回復。
しかし、路面のラバーが流されてしまったようで、前日のセットのままではオーバーステアが強めに出ていた。
このセッションではタイヤのロングランテストを行い、摩耗や、タレ具合を確認した。
また、このセッションより今年のアップデートパーツも装着し走行を行った。
SESSION4 :13:15~15:25 (130min) 10分間延長
天気:晴れ 路面:ドライ 気温:12~14℃ 路面温度:28~32℃
Dr.加藤 33Laps Best time:1’37.691 (10位)
Dr.高橋 29Laps Best time:1’39.779
Total 62Laps=288.906km
最後のセッションでもタイヤテストを行った。
前日と比べると路面温度が15度以上高く、5月のレースに近い条件となったと考えられる。
加藤選手の最後のアウティングで若干ダウンフォースを増したセットを試した以外、セット変更は行われていない。
3月31日 (日):テストまとめ
Total 219Laps=999.297km
二日間を通して天気に恵まれ、また持ち込みセットのバランスが良かったこと及びトラブル等が無かったことで走行距離を稼ぐことができた。
車両のバランスは非常に良かったようで、セットアップに煮詰まることはなかった。
また富士仕様のエアロの効果もあり、最高速はどのセッションにおいてもクラス上位であった。
岡山、富士と2回の公式テストを終えて、SGT EVORAはいよいよ2019シーズンのSUPER GT開幕戦を向えます。
開幕戦はいつもながらシリーズの中でも特別な一戦。
注目ポイントはいっぱいありますが、なにより久しぶりのSUPER GTのレース。
今から非常に楽しみです!
SGT EVORAにとっても良いシーズンとなってほしいですね。
今週末の2019 SUPER GT開幕戦、是非注目して頂けたらと思います。
今週末開催の2019 SUPER GT 開幕戦・岡山国際サーキット、詳細情報は下記のSUPER GT公式Webサイト、そして岡山国際サーキット公式Webサイトのページをご覧ください。
❝出典:SUPER GT公式WEBサイト🔗❞