2017 SUPER GT Round 5
晴れ間はあるものの、雲が多い第5戦決勝日の富士スピードウェイ。
時より黒く怪しい雲が出るものの心配されていた雨はなく、決勝レースの時間を迎えます。
決勝直前、気温29度・路面温度36度のドライコンディション。
決勝前のウォームアップ走行で水温上昇の傾向が出たSGT LOTUS EVORA。
ラジエターインレットの開口を広げ、スターティンググリッドへ着きます。
ちなみに、ラジエターインレットとはマシンのドコのことかというと・・・
こちらになります。
今回のスタートドライバーは加藤選手。
SGT LOTUS EVORA、燃料はフルタンクで14番グリッドからスタートします。
こちら、SUPER GTレース中継のコメンタリー陣も準備OKです。
そして2017 SUPER GT 第5戦、レースがスタート。
スタートで順位は変わらず、SGT LOTUS EVORAは14位番手をキープ。
前方で接触があり、その1台がコースアウト。
結果、オープニングラップは13位で通過します。
序盤、燃料フルタンクによる影響からか順位を一つ落とし14番手でレースを進めます。
しかしここから次第にペースが上がっていきます。
また第2戦ゴールデンウィークの富士戦では苦労したSGT LOTUS EVORAのストレートスピード。
今回はアップデートの効果もあり、FIA GT3車両にもストレートではしっかりとついていきます。引けは取りません。
度々FIA GT3車両をストレートでオーバーテイクする場面もあり、マザーシャーシながら最高速でも速さを示すとともに順位も上昇。
ピットストップタイミングを前に順位は14位から8位へポジションアップします。
21周目、ここでワイパーが突然ずれるトラブル発生。
ドライバーの視界の妨げになるも、ワイパーのスイッチをON、そして再びOFFしたところ、ワイバーは通常のセンターの位置に戻り事無きを得ます。
レースも中盤へ突入。
ピットストップのタイミングに入り、他車が続々とピットイン。
暫定ではありますがSGT LOTUS EVORAの順位も他車のピットストップのたびに上昇していきます。
35周目、ポールポジションからトップを走り続けてきた55号車のBMW M6がピットイン。
36周目からはSGT LOTUS EVORAが暫定ながらトップへ浮上します。
そして38周目、この日の自己ベストラップとなる1’40.724を記録。
いよいよピットインのタイミングが迫ります
そして42周目、SGT LOTUS EVORAはピットイン。
ドライバーを高橋選手へ交代。
合わせて給油とタイヤ4本交換・ドリンク交換・ウィンドフィルム剥し作業を実施。
若干ピット作業でのタイムロスはあったものの、大きなトラブルはなく高橋選手はピットアウトします。
入賞圏内でコースへは戻るも、タイヤが冷えているアウトラップ。
さすがに、すぐにはペースは上げられず。
また、後続がわりと固まっていたこともあり、12位へと後退します。
そして50周目。
1コーナー出口のアウト側でSGT LOTUS EVORAがストップ。
1コーナー進入時に突然エンジンが停止。
そのまま惰性でランオフエリアへマシンを進め、止めます。
電源は入っているものの、スターター、シフトシステムが動かない状態。
ピットからの指示で、メイン電源を入れなおしたところ、エンジンが再始動。
再びレースへ戻ります。
しかしながら、このトラブルでかなりの時間をロス。
さらにコースオフ時に付着したタイヤカスなどの影響もあり、残念ながらこの後はペースを上げられず。
SGT LOTUS EVORAは、そのままチェッカーを受け、結果は24位となりました。
2017 SUPER GT 第5戦、こちらは決勝レースのハイライト動画になります。
(動画:Youtube – MEDIA (SUPER GTの公式チャンネル) より)
50周目のエンジン停止のトラブル原因については、
ドライバーのヘルメットへ接続するエアコンダクトの遊び部分が、
1コーナーブレーキング時の減速Gで伸び、メイン電源スイッチに接触。
接触により電源スイッチを切ってしまったことがレース後に判明。
車載カメラの映像で確認することができました。
非常に珍しい出来事ではありましたが、ちょっともったいないトラブルになってしまいました。
しかし結果には繋がりませんでしたが、今回のレースは結果以上に収穫が多いレース。
コース特性は変わりますが、次戦が非常に楽しみになる内容だったのではないかと思います。
その次戦は鈴鹿サーキットでの1000kmレース。
今年で鈴鹿1000kmレースもひとまず最後になります。
過去2年、速さは見せるも期待された結果には繋げられなかったSGT LOTUS EVORA。
2年連続で悔しいレースでもあります。
今年の鈴鹿1000kmはどんな結果になるのでしょうか。
土曜日の予選から非常に楽しみです!!
2017 SUPER GT 第6戦「第46回 インターナショナル SUZUKA 1000km “SUZUKA 1000km THE FINAL”」。
詳細情報は、下記のSUPER GT公式Webサイト、そして鈴鹿サーキット公式WEBサイトのページをご覧ください。
SUPER GT公式Webサイト
鈴鹿サーキット公式WEBサイト