4月7日・8日の週末、2018年のSUPER GTがいよいよ開幕。
土曜・日曜の両日ともに予想外の低温、そして不順な天候となった岡山国際サーキット。
しかし決勝レースの日曜午後には天候も回復。
晴れてドライコンディションの中、2018年のSUPER GT開幕戦が行われました。
4月7日(土):公式練習・サーキットサファリ・公式予選
天気:晴れ→雨 路面:ドライ→ウェット 気温:8~11℃ 路面温度:12~18℃
公式練習:9:00~10:35
Dr.加藤 17Laps Best time:1’27.177 (16位)
Dr.高橋 10Laps Best time:1’30.599
公式テストを踏まえた持ち込みセットのバランスは悪くなく、細かい変更はあったものの大きなセット変更は無し。
3月の公式テスト時よりも気温・路面温度共に低く、タイヤのウォームアップに時間を要してしまうコンディション。
新品タイヤではアウトラップを含め6周目以降にグリップ感が出てきたとのことでした。
セッション終盤の10:20頃からはまとまった量の雨が降り出し、以降はタイムアップできず公式練習を終えます。
SGT LOTUS EVORA、順位こそ16番手でしたがドライコンディションでの車のバランスはかなり良い手応えを感じたセッションとなりました。
サーキットサファリ: 10:55~11:15
Dr.加藤 5Laps Best time:1’41.045
Dr.高橋 4Laps Best time:1’40.938
公式練習終盤から降り出した雨はほぼ止んでいましたが、路面は濡れており、サーキットサファリはレインタイヤでの走行となります。
この完全なウェットコンディションでもタイヤのウォームアップには時間を要し、高橋選手のタイムの方が良かったのはセッション後半に路面が乾き始めたためでした。
公式予選 Q1:14:45~15:00
天気:晴れ 路面:ドライ 気温:10℃ 路面温度:18℃
担当Dr.加藤選手 Best time:1’25.492 (2位) Q1通過
ドライコンディションに路面は回復し予選の時間を迎えます。
予選Q1はスリックタイヤでのアタックとなります。
通常、加藤選手はスタート時刻から2~5分程度の時間を空けてコースインしますが、今回はタイヤのウォームアップに時間が掛かるため、セッション開始と同時にコースイン。
予想通りタイヤの発動で、計測6周目にベストタイムを記録。
1分25秒492の2番手タイムで予選Q1と通過しました。
公式予選 Q2:15:30~15:40
天気:雨 路面:ウェット 気温:8℃ 路面温度:15℃
担当Dr.高橋選手 Best time:1’43.462 (14位)
予選Q2開始直前、再び雨が降り出し、ウェットタイヤでの走行になります。
今年から10分と短くなった走行時間内でタイヤを完全に発動することができず。
結果は14位で予選を終えました。
3月25日(日):ウォームアップラン・決勝
天気:晴れ 路面:ドライ 気温:10~14℃ 路面温度:20~22℃
ウォームアップラン:13:05~13:25
Dr.加藤 5Laps Best time:1’26.934
Dr.高橋 8Laps Best time:1’29.717
午前中に雪交じりの雨が降ったものの、前日に続き変わりやすく天候はすぐに回復。
ウォームアップラン開始時間には路面もドライコンディションとなりました。
フルタンク状態+周回を重ねた中古タイヤでも26秒台を記録。
車両バランスがとれていることを確認します。
決勝:14:40~ 300km 82Laps (GT500)
天気:晴れ 路面:ドライ 気温:12~14℃ 路面温度:22℃
結果:23位 完走
スタートドライバーは加藤選手。
決勝レースはフルタンクでスタート。
50周程度でピットイン、高橋選手に交代と給油。タイヤ交換は無しの作戦でした。
14番手グリッドからスタートした加藤選手は、序盤に2台をパスして12位へ。
しかしレースグループが形成されつつあった10周目、左フロントタイヤがおかしいとの無線が入ります。
当初28秒台で周回していたラップタイムが徐々に下がり、29秒台後半から31秒台での走行となります。
14周目には左フロントタイヤのグリップが低下したとの無線が入り、タイムも32秒から33秒台まで下がってしまいます。
この状態で50周以上走行することは到底無理な状態であり、またピットインしてタイヤ交換のみを行うことはタイムロスが大きいとの判断から、ドライバー1人の最低周回数をクリアする周回まで走行することに作戦を変更。
26周目まで走行しピットイン、高橋選手へドライバー交代、タイヤ交換(スタートよりも硬め)、そして給油作業を行いました。
走行を終えた左フロントタイヤは明らかな異常摩耗が確認されました。
高橋選手に交代後はブルーフラッグの対象にもなっており、32~34秒台での走行となり、自車ラップ74周、GT300の1位から2周遅れの23位でチェッカーを受けました。
来週行われます鈴鹿サーキットでのSUPER GT公式テストを経て、2018年のSUPER GT 次戦は5月3・4日に開催。
ゴールデンウイーク期間に行われます、第2戦の富士スピードウェイです。
毎年多くのモータースポーツファンが詰めかけるシリーズの中でも一番人気のレースです。
SGT LOTUS EVORAにとっては、ややマシン的に不利なコースレイアウト。
しかし昨年夏の富士では富士仕様のエアロと共に速さを見せる場面もあり、次戦富士も期待したいですね!
2018 SUPER GT 第2戦・富士スピードウェイ、詳細情報は下記のSUPER GT公式WEBサイト、そして富士スピードウェイ公式WEBサイトのページをご覧ください。
SUPER GT公式WEBサイト
富士スピードウェイ公式WEBサイト