懐かしいCABINカラー

むかしむかしの話ですが、御殿場で塗装のお仕事をしてまして、御殿場という場所柄か数多くのレーシングカーを塗装させて貰いました。
その中から思い出のあるフォーミュラーカーをご紹介したいと思います。
まぁ~むかしの話なので、古い車ばかり&よそのチームばかりですがご勘弁下さい。
 
 
まずは、F3000 & FormulaNippon編です。
 
 

1. CABIN LOLA-T90/50


ドライバーは、「日本一速い男」星野一義選手。
懐かしいCABINカラーです。タバコのスポンサーが時代を感じさせますが、レーシングカーにはやっぱり似合いますね。
きれいな赤は蛍光色で、発色を良くするために下塗りはオレンジにし、クリヤーで仕上げてました。
ヒーローズレーシングの片山右京選手のCABINカラーも同じ塗装で、その後はTyrell021まで受け継がれましたよ。
片山右京さんは相模原市をホームタウンに自転車頑張ってますね。

『AUTOSPORT No.591』(三栄刊)より引用❞

 
 
 

2. COSMO OIL LOLA-T90/50


ドライバーは、エディー・アーバイン選手。
アーバイン選手はF1フェラーリでも活躍しましたね。
日本食が全くダメだったとか?!。
メタリックシルバーに前後エンドプレートがグリーン、ウィングフラップがオレンジの
なかなか派手なカラーリングでした。
メタリックゆえに下地の傷が目立つため、下地処理を丁寧に作業したのを憶えています。
同じメタリック系で、ティノラスのガンメタリックも時間が掛かりました。

『RACING ON No.111』(三栄刊)より引用❞

 
 
 

3. X-JAPAN REYNARD-96D


ドライバーは、ラルフ・シューマッハ選手&服部尚貴選手
フォーミュラーニッポンの初年度でしたが、ラルフ選手が見事チャンピオンに輝きました。
服部尚貴選手とのチャンピオン争いが熱かったのを憶えています。
X-JAPANのメンバーもサーキットに来られてましたが、すごーい人気で遠くからしか拝見出来ませんでした(涙)。
『DHALIA』は今聴いても色褪せないですね。ドラムパートもさすがYOSHIKIという感じでしょうか。
レモネードレーベルのスポンサーでも1998年に本山哲選手がチャンピオンになりましたね。

『AUTOSPORT No.714』(三栄刊)より引用❞

 
 

『RACING ON No.227』(三栄刊)より引用❞

 
 
ラルフ・シューマッハ選手のサイン入りバイザー。
記念にプレゼントして頂きました。

お兄ちゃんの色紙もあったのですが、どこか行方不明に・・・。
 
 
 

4. SPEEDMASTER-MOONCRAFT LOLA-B99/51


最後はMCS99ローラです。
ドライバーは、道上龍選手&影山正彦選手でした。
道上さんはまだ現役なんてスゴイですね。
3コートパールホワイトにデュポンのクロマリュージョン(マジョーラタイプ)ブルーの綺麗なカラーリングでしたが、塗り分けも多くてとってもペイントが大変でした(笑)。
アップデートパーツもいろいろ作ってはペイントしてましたね。バージボードが出たての頃だったでしょうか。


 
 
F3にもSKILLSPEEDさんで同じカラーリングに塗装して頂きましたが、その時のドライバーが伊藤大輔選手でした。
今はTGR TEAM auTOM’Sの監督ですね。
ムーンクラフトのメンテナンスでは、2002年にTEAM22で活躍してくれました。
 
 
以上、F3000 & FormulaNippon編でした。
最近はカッティングシートが主流ですが、塗装されたフォーミュラーカーもやっぱり綺麗で良いですね。
 
 
 
 
次回のブログ担当時には『ハコ車編』をお送りしようと思います。
 
 
 
 

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