少し前の話になりますが、アルファロメオ4Cがムーンクラフトにやってきました。
こちらは 由良が試乗でお借りしたアルファロメオ4C。
日本では2014年に発売開始された、超軽量のミッドシップスポーツカーです。
特徴は車体の核となるモノコックにカーボンファイバー(CFRP)を採用しているところ。
カーボンファイバーの成形による部品の開発、設計、製作を行っているムーンクラフト。
レーシングカーではよく見るカーボンモノコックですが、市販車に使用されるカーボンモノコックはどのような作り、そして仕上がりとなっているのか。
この機会にスタッフ皆でじっくりと覗き込ませてもらいました。
そんなカーボンモノコックのアルファロメオ4Cを今回は若いムーンクラフトの社員が一日試乗しました。
その社員の声も合わせて紹介します。
『生憎の雨でしたが、富士五湖道路と長尾峠へドライブに行ってきました。
街中では流行りのダウンサイジングターボエンジンのおかげで、低回転からのトルクがあり、乗りやすいかと思います。
試しに狭くタイトなコーナーが多い長尾峠を走ってみました。
結論から言うと、これまで経験したことのないくらい素晴らしいハンドリングでした。
カーボンモノコックの功績は、軽量化・低重心・マスの集中化にあると思います。
これに加え、ミッドシップによる回頭性は強烈で、切れば切っただけ曲がり、踏めば踏むだけ加速する。
ひたすら、加速→ブレーキング→ターンインを繰り返したくなる。そんなクルマです。
そして、軽いので車の挙動を掴みやすく、なんだか運転が上手くなったかのような錯覚を起こしました。
短所としては・・・
4Cはパワステが付いてないので、駐車時にハンドルが重いのはもちろんですが、
路面の凹凸を手首まで正確に伝えてくれますので、高速走行時はかなり怖いです。
轍にハンドルを取られますし、シートも硬く、身も心もかなり疲れます。
とはいえ一日乗った結果、惚れちゃいました。』
「Alfa Romeo 4C」WEBサイト