電気自動車のフォーミュラカーレース「フォーミュラE」。
全12戦で争われる今シーズンのフォーミュラEもいよいよ終盤戦。
今回を含めて残りは3戦です。
タイトル決定の可能性もある一戦は、フォーミュラE初開催のスイス・チューリッヒです。
今シーズンからJ SPORTSさんにて放送が行われているフォーミュラE。
由良がテレビ中継の解説を務めますフォーミュラE第10戦、放送予定は下記の通りとなっています
FIA フォーミュラE 第10戦 スイス・チューリッヒ
予選:6月10日(日) 午後08:45~午後10:30 (J SPORTS 3)
決勝:6月10日(日) 深夜00:30~深夜02:30 (J SPORTS 3)
予選・決勝共にJ SPORTS 3での生放送予定です。
また通常現地土曜日ワンデー開催のフォーミュラEですが、今回は日曜日開催となります。
画像は前戦のフォーミュラE 第9戦ドイツ・ベルリン放送直前。
下記は前戦の第9戦ドイツ・ベルリン、レースハイライト動画になります。
(動画:Youtube – ABB Formula E より)
前戦のドイツ・ベルリンは、母国レースのアウディチーム・アプト選手がポールポジションから優勝し今シーズン2勝目。
優勝の25ポイントとポールポジションの3ポイント、さらにファステストラップも記録し1ポイント獲得し、1レースでの最大ポイントの29ポイント獲得となりました。
そして、チームメイトのディグラッシ選手も2位に入り、こちらも母国レースだったアウディチームがホームレースで完全優勝。
今シーズン序盤戦はマシンの信頼性に泣かされてきたアウディチームでしたが、信頼性が改善された中盤戦からは勢いを取り戻し、ここまでアプト選手が2勝、ディグラッシ選手も優勝こそないものの現在4戦連続の2位表彰台獲得中。
決勝レースでの強さが特に目立つアウディチームは、ドイツ・ベルリンで一気に47ポイント獲得。
あれだけ低迷していた序盤戦から、気づけばチームランキングは2位まで上がってきました。
そしてドライバーズランキングでポイントリーダーのベルニュ選手は、しっかりと3位に入りポイントを獲得。
ベルニュ選手を追うランキング2位のバード選手が7位、同3位のローゼンクヴィスト選手が11位に終わる中、確実にリードを広げ、いよいよ今回のスイス・チューリッヒでチャンピオン決定の可能性が出て来ました。
ニューヨークでのダブルヘッダーラウンド含め、残り3戦でチャンピオン獲得へ挑戦するベルニュ選手。
そのフォーミュラEのチャンピオン決定レースは、毎回なにかが起こってきているのも特徴です。
<シーズン1>
フォーミュラE初の雨絡みとなった予選。その影響をもっとも受けライバルに対し絶望的な後方スタートを強いられたピケJr選手。
苦しいレース展開の中なんとか追い上げ、最終的には1ポイント差でのチャンピオン決定。
ファイナルラップまでわからない、レース中のファステストラップ2ポイントの行方次第で、チャンピオンが変わってしまうほどの接近したチャンピオン争いでした。
<シーズン2>
チャンピオン争いの2人が同点で迎えたレース。
スタート直後に両者が接触しクラッシュ。
通常であればここでチャンピオンが決まりますが、フォーミュラEならではの2台目のマシンへ乗り換え、前代未聞のレース中にレースとは異なるファステストラップの2ポイントをかけたタイムアタック合戦へ。
今後2度とないであろうタイムアタックでのチャンピオン争いを制したのがブエミ選手でした。
<シーズン3>
タイトル争いのライバル ブエミ選手が前日のレース失格、そして予選失敗、中団スタートの中で接触、パーツ破損での強制ピットイン。
ライバル急失速の中、確実なレースをしてチャンピオンを得たのが昨シーズンのディグラッシ選手でした。
過去3シーズン、チャンピオン決定レースは如何に難しいものかをフォーミュラEは見せてくれました。
そして今回はフォーミュラE初開催のスイス・チューリッヒが舞台。
第4戦チリ・サンティアゴ、第7戦イタリア・ローマに続いて、今シーズン3つ目の初開催レースになります。
今シーズンの中でも、初開催だったこの2レースは非常に印象的なレースでした。
また日本でもおなじみ、ロッテラー選手の活躍が目立ったのもこの2レース。
今回のスイス・チューリッヒも期待が高まります。
今シーズンのチャンピオンは今回のスイス・チューリッヒで決まるのか。
それともニューヨークの最終ダブルヘッダーラウンドへ持ち越されるのか。
楽しみな初開催のスイス・チューリッヒ、今週10日の日曜日開催です。
予選、そして決勝と由良の解説と共に是非レース中継を楽しんで頂きたいです!
今回は通常の土曜日ではなく、日曜日開催になりますのでご注意ください。
放送の詳細情報については、下記のJ SPORTS公式WEBサイト内、フォーミュラEのページをご覧ください。
J SPORTS公式WEBサイト – フォーミュラE