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シャーシは森脇基恭、ボディカウルは由良拓也、製作は岡崎の伊藤レーシングと、当時としては、それなりに一流どころが集まったプロジェクトだったんじゃないかな。 この頃はボクもノっていたから、新たな挑戦に気合い十分。今までにない試みとして、空気抵抗が良さそうなクローズドボディを採用することにしたんだ。もちろん、これは富士スペシャルとしてストレートスピードを上げることをコンセプトにしたもの。
後で思えば、これはかなり無謀な挑戦だったのかもしれない。クローズドボディは、全体に空力的な影響が出やすく、特に揚力によるリフトが問題になるんだ。これを抑えるのが大変なんだよね。
でも、このときは、クローズドなら雨のときもワイパーを動かして快適にドライブできるんじゃないか、なんてノンキなことも考えてた。とんでもない話だよね。事実、雨に
なった77年のデビューレースでは、ガラスが曇って視界は最悪。元々悪い視界が、雨のせいでさらに悪くなって、その対策におおわらわだった。
あと、フロントガラスの重量もネックだったよ。あれだけの面積だとかなりの重量になるからね。今ならポリカーボネートなんて軽量のものがあるけど、当時はガラスしかな
かった。それから、流線型の美しさを醸し出していたロングテールも、オーバーハング重量を増加させて運動性能を悪くしていたんだよね。
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