散々手をかけて作ったヴィークロスだけれど、ボクは完成したものをコレクションして眺めたりする趣味がない。飽きっぽいというのかしら、完成すると気持ちが次へ次へといってしまう。これって長所?短所?
実はこのヴィークロスゆらたくやヴァージョンも、どうしても譲って欲しいという山口県のある方のもとへ嫁いでいってしまいました。先日のFニッポンMINEのレースには、新オーナーの方が息子さんと一緒にヴィークロスに乗って、応援を兼ねてわざわざボクを訪ねてくれました。(写真はそのときのスナップ。ハイ、チーズ!)
かなり以前から熱烈なラブコールを送ってくれた方なので、きっと当分の間はヴィークロスとの蜜月状態が続くと思います。末永く可愛がってくださいネ。
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さて、最終回なので、ちょっと思い出話を。
昨年4月「いすずオーナーミーティング」に招待されたときは、いすずの開発やデザインの人と楽しい話をいっぱいすることができました。どちらかというと集まったクルマはオリジナルの状態を保った車が多く、カスタムしてるのはごく少数。
「なにもこんなにしなくても・・・」と言われると思っていたら、「よくぞここまで遊んでくれました」と好意的で喜んでもらえたのが嬉しかった。メーカーの人もほんとはこんなところまでやってみたいんだろうね。
ヴィークロスのデザイナーとは会うことができなかったが、聞くところによると日産に引き抜かれTVコマーシャルに出ている神経質そうなヒゲのオジサンがその人らしい。
話が脱線しちゃうけど最近次々と発表される日産車からはボクの感覚に訴えかけてくるものがないなァ。ほんとにヴィークロスをデザインした人がまとめているの?って感じ。今の日産のデザイン背負って立つのはあまりにプレッシャーがきつくて、のびのびと仕事できてないんじゃないかと勝手に想像してしまう。ヴィークロスはそういうしがらみがない自由な空気の中で仕事ができた結果生まれたクルマなんじゃないかな。
そうそう、ホイールで有名な(株)RAYSさんがカタログ写真に載せてくれたこともありました。写真はそのときの1枚を記念にいただいたもので普段は社屋の応接に飾ってあるものです。ユラスペシャルのホイールとどっちが似合う?
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さて、このヴィークロス、商売として考えたら恐らく完全な失敗作だろうな。
ボクは素材(車)のもつイメージからインスピレーションを得てカスタムするので、「こいつをこうしたら売れるゾ」という商売に不可欠な発想がないのだ(威張ることじゃないか…)。まぁ、そもそもヴィークロスは販売台数からみて希少車と言えるだろうから、その車をさらにいじっても市場にそんなにニーズがあるわけはない。
一部の人、オーナーの方などから「こんな車が欲しかった!」という熱烈なラブコールは国内のみならず海外からも問い合わせがあったけど(どうして知ったんだろ?)、見込める販売数を計算したらとても採算ベースにのせるのはムリな話。1台を仕上げるコストもかなり高いものになってしまう。
でもね、そんなこと考えてないから出来ちゃうんですよ。作るときは全力投球、考えていること全てを盛り込んで思いっきりカスタムしたから、全然悔いはない。当初考えていた以上に費用が嵩み「高い授業料」になってしまったけどネ。
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さて、次回からは、コンセプトをガラッと変えて、リーズナブルな中古車をベースにカスタムをやってみようと思います。
ベース車輛は初代セレナ。それをアメリカンオールデイズ風カスタムバンに。総予算は車輛代込みでおよそ100万円(部品代プラス工賃。できるかナ?)。
由良サンとアメリカンオールディーズって結びつかないかな?でも、ボクは実はアメリカン’50s(フィフィティーズ)フリークなのだ。F-100・通称パンプキンを日本で登録してナンバーつけて走ったのはボクが初めて(公式な記録はないけど)。20年以上前にアメリカで衝動買いして持ちこんだのだけど、他にもコブラやスティングレイが大好きなのは知ってるでしょ。
まァ、そんな訳で新たなるユラカスタムワールドに乞うご期待。
最後になりましたが、この場をお借りしてヴィークロスゆらたくやヴァージョンの製作に協力いただいた(株)アペックス、(株)RAYS、日本ミシュランタイヤ(株)、いすずモーター東京スクエアNOW、(株)エスエスリミテッド、スタンドックスジャパン(株)、サン自動車(株)、(有)ガレージポジション(順不同)ほか、たくさんの方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。
またボクから協力のお願いをした時は、これに懲りずにまた宜しくお願い致します。
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