GC-21スポーツカー

第9回 多くの人に見守られ、GC-21レース発進!

長いようで短かったGC-21製作記も今回で最終回。締め括りは7月28日に行われた初レースをレポートしましょう。

GC-21スポーツカーのお披露目レースは、JGTC第5戦のサポートレースとして行われたんだけど、週末の天気はピーカンの快晴。GC-21の初レースにふさわしい天候となった。 夏の陽射しがちょっとキツイけど、それでも富士は日陰に入ればそれなりに快適。

2日で修復なったイエローハット号。「修理した」というより「作り直した」というのが正しいかもしれない。   真ん中に見えるのが、ベントレー風のカラーリングを施してきたタイサン号。ブリティッシュグリーンはシブくてグーでした。

しかぁし、あまりにスムーズに進んでいたから、何かありそうだなァなんて思っていたら、案の定事件が勃発。レースに先駆け水曜日に行われた練習走行で、な、なんとイエローハット号が大クラッシュ。100Rでグッシャリやっちゃってほぼ全損状態。幸いドライバーの武田選手は無事だったんだけど、5台のうち1台がいなくなるのは、お披露目レースにとっては痛い。迷う間もなく、チームは修復にかかった。カウルはストックしてあった6台目のものを使い、アーム類は新品に交換。アンダーパネルは急遽製作!ドタバタの末、なんとか金曜日までに走れる状態になって、関係者一同胸をなでおろした。

今回は時間もなかったので、カラーリングについてはあまり期待していなかったんだけど、タイサン号はベントレーライクに仕上げてきた。クローズドとオープンボディの違いはあるけど、渋いブリティッシュ・グリーンはGC-21のフォルムになかなか似合ってるよね。GC-21に参戦するチームはこういう遊び心や楽しむ余裕もあると嬉しいな。


ずらっと並んだ新旧GCドライバーたち。もっと多くのドライバーに参列してほしかったなァ。   久しぶりに会った高原さんは若い、若い。手に持っているのはボクが家から持参した紫電のラジコン。

レース前にはオープニングイベントが開かれて、新旧グラチャンドライバーがずらっと並んだんだ。現在、監督などでレースに関わっている国さん、長谷見さん、星野さん、藤田さん、松本さん、中嶋さん、亜久里クンなどに加えて、往年の名ドライバー高原さんもきたりして、その顔ぶれが揃うだけでも嬉しかったなぁ。僕も隅の方に並んでたけどね。そして、新旧マシンのデモランも行われ、GC-21の後ろにマクラーレンM6B、マーチ73s、MCSIなど懐かしいグラチャンマシンが連なった。僕はシンガリで自分の デザインした紫電をドライブしたんだけど、オールドファンにはたまらないセレモニーだったんじゃないかな。

マーチ73s(上左)、マクラーレンM6B(上右)、MCSI(下左)、そして紫電。みんな70年代に活躍したグラチャンマシン。

GC-21マシンの後ろにオールドGCマシンが並んでデモランを行った。マクラーレンのサウンドにはシビレた人も多かったんじゃないかな。


この紫電、実は3〜4年前に会社の大掃除をやったときに、捨てようと思っていた紫電の型を使って新たに作られたボディ。こんなことをするのは、知る人ぞ知るマッドハウスの杉山てっちゃん。どこから聞きつけてきたのか、「紫電の型くれ〜」って言われてあげたんだけど、今年の春くらいに「もうすぐ出来るぞ〜」って。ほんとあの情熱には頭が下がるよ。

しかし、紫電のドライブは楽しかった。長い間レースをやってきたけど、自分の視界にオールドGCマシンを収めてコースを走るなんて初めての経験だからね。感慨深かったなァ。紫電は悲運の失敗作だけど、思い入れは強いからね。


オープニングレースには5台がグリッドについた。ジェロムダララナ選手がポール・トゥ・フィニッシュ!   GC-21レースのモニターに見入るムンクラスタッフ。自分たちの手がけたマシンの初レースだからみんな心配だったみたい。

GC-21の初レースは、台数が少ないこともあってスリップストリームを使い合う展開にはならなかったけど、今回実車を見て参加を考えてくれた人もいたから、きっとレースを重ねる度に台数も増えていくと思うよ。

今回でGC-21製作記はおしまいです。みんなも、産声を上げたばかりのGC-21レースをこれからも見守ってネ。


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